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いろいろな日本茶

一口に日本茶と言ってもその種類は豊富です。
そこで、ここでは代表的な八種類の日本茶の特徴について紹介します。

 玉露 | 抹茶 | 煎茶 | 芽茶 | 茎茶 | 番茶 | 焙じ茶 | 玄米茶

玉露 Gyokuro

日本茶の中で最も上等なお茶が玉露です。
玉露は茶樹の新芽が伸びてきた頃に覆いを被せて陽の光が当たらないようにし、大切に育てられるのです。 おいしく、上手にいれられた玉露の味は甘いのです。
この甘さは玉露でしか味わない独特な甘みで、濃厚ですが若々しいアオさを感じさせる甘さです。玉露はその濃厚な味故、大量に飲むお茶ではありません。人肌程度のお湯を入れ、ほんの二口か三口程を口に含み、舌の上を転がしながら味わうお茶なのです。

抹茶 Maccha

抹茶というと手順や作法を覚えなければならない茶道の世界のお茶だと思われがちですが、お茶の葉が持っている豊富な成分のすべてを味わえるお茶なので、形式にとらわれずに家庭でも、もっと気軽に楽しんでみてはいかかでしょうか。
抹茶となるお茶は玉露と同じに直射日光を遮断して育てられます。こうして育てられた葉を蒸した後、風を当ててくっついている葉をバラバラにし、熱を加えて乾燥させ、石臼でひいて粉にするのです。この粉状にするお茶の飲み方も、もとはといえば中国から伝わってきた飲み方でした。

煎茶 Sencha

一般的に広く飲まれているお茶が、この煎茶です。
新鮮な香りとさわやかな味。そして見た目に鮮やかな色。お茶の持っているいいところのすべてを堪能できる日本茶の基本ともいえるお茶です。
初摘みの新茶は色と香りが若々しくさわやかで、茶葉にお茶のおいしさが詰まっている感じです。しかしこれが二番茶、三番茶と葉摘みの時期が遅くなるにつれ、おいしさも減っていってしまうのです。
また、煎茶はいれるお湯の温度によって味もずいぶん変わります。熱湯でいれると苦味のきいたお茶になり、ぬるめにして入れると甘さの感じられるまろやかなお茶になります。

芽茶 Mecha

丸まった茶葉ばかりを集めてつくったお茶が芽茶。
芽茶は玉露や煎茶をつくる過程でできるのです。芽茶は香りが強く味が濃厚なため、初めて飲む方はちょっと戸惑われるかも知れません。しかし、頭の中をスッキリさせたい時などにぴったりのお茶です。

茎茶 Kukicha

ひときわ鮮やかな色をした茎葉の茶葉。
このお茶は玉露や煎茶をつくる過程で、茎の部分ばかりを集めたものです。味は軽くて水色も薄いです。香りも茶葉を見たとおりで、若々しく生っぽい香りが強いです。
玉露の茎ばかりを集めた茎葉を「雁音(かりがね)」といいます。

番茶 Bancha

ひとくちに番茶といってもその種類は青柳・川柳・京番茶と呼ぶ地方もあります。
生産地域や製法によって味わいも異なりますが、一般的には二番茶以降に摘まれる並級品を番茶と呼ぶことが多いようです。
煎茶に比べると甘みは少ないですが、その分すっきりとした香りと味わいのお茶です。

焙じ茶 Houjicha

大きめの葉を焙じて、香ばしいお茶に仕上げたものが焙じ茶です。
茶葉や焙じ具合によって変化がつけられるのも魅力です。焙じ茶はサッパリとした味わいなので、のどが渇いて量をたくさん飲みたい時などに適しています。また焙じ茶にはカフェインやタンニンが少ないので病中・病後に飲んだり、小さな子供にも安心して飲ますことができます。

玄米茶 Genmaicha

番茶とこんがり炒った玄米がとても香ばしく、サッパリとした味わいの玄米茶。
玄米茶は何といっても香りが命なので、いれる時は必ず熱湯を使って一気に香りを立ち上げるようにしましょう。玄米の量を多くすると香ばしさが増し、茶葉の量を多くすれば味が濃くなります。好みによってそれぞれの量を調節すればオリジナルの玄米茶がつくれます

<参考資料> 
橋本実 著 『茶の起源を探る』淡交社/斉藤光哉 監修 『お茶の辞典』成美堂出版  松下智・橋本実・鈴木良雄・南廣子・南久美子 著『Q&Aやさしい茶の科学』淡交社  『日本のお茶Ⅰ・お茶と生産』株式会社ぎょうせい